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いつか役立つことがあるかもしれないWISEの裏技~カードを自宅外に送ってもらう

WISEを使う場面を考えると、(1)海外に送金するケース、(2)海外からの送金を受けるケース、(3)デビットカードとして海外でものを買ったり、現金を引き出したりするケースが大半だろうと思います。

実際、送金のためのツールとしてたいへん使い勝手がよく、また手数料や(もっと重要な)為替レートが良心的なため、現時点では最も安心しておすすめできる送金方法です。おそらく似たような目的で使われることが多いRevolutよりも使いやすく、経済的だと思います。

今回は、デビットカードについて知っていることを書き記したいと思います。

デビットカード

WISEデビットカードとは?

WISEはカードを発行してくれます。日本語の公式サイトでは「デビットカード」と呼んでいる物理カードです。わたしが持っているカード上にも「platinum debit」の表記があり、Mastercardのデビットカード回線を使うカードであることがわかります。

日本では銀行口座から即座に引き落とすカードをデビットカードと呼んでいるはずなので、WISEのカードをデビットカードとするのは多少の違和感があります。どちらかというと、プリペイドカードと考えたほうがよいのではないかと思います。カード自体はKyash Cardなどと同じようなものと考えるのが相当です。

WISEデビットカードは有料

WISEデビットカードは物理カードです。WISEはバーチャルカードも作れますが、それとは別です。物理カードなので、外国の銀行ATMに入れれば、現金を引き出せます。暗証番号を忘れてしまっても、スマホアプリですぐに番号を確認できます。今の世の中、たとえ海外にいても日本のキャッシュカードやクレジットカードが簡単に使えるので、WISEデビットカードが絶対に必要だとは思わないでしょう。ましてカードは有料です。2024年8月現在、カードを送ってもらうためには、1,200円支払わなければなりません。

WISEデビットカードは自宅外にも送ってもらえる

ところが、WISEデビットカードはなかなかフレキシブルな対応をしてくれることがあります。それはカードを自宅以外の場所に送ってくれることです。2022年のことですが、わたしは登録した自宅(日本国内)とは別の住所にカードを送ってもらいました。それも外国(ヨーロッパ)にです。

どういう場合に有効?

外国に行って、クレジットカードや国際ブランド(VISAやMastercard)の付いたキャッシュカード(、それに現金)をなくした場合を考えてみましょう。日本の誰かから送金してもらうにしても、受け取り方法がありません。WISEの口座を開設すれば、海外にいても2週間くらいでカードを手に入れられ、現金を受け取れます。

どうしても外国にカードを送ってもらいたいケースはそれほど多くないかもしれません。しかし、それが可能であると知っていることと、なにも知らないことではかなり違うと思います。皆様のために何か役に立つことがあるかもしれないと思って記しておきます。