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【CM戦略の真相】なぜ日清食品は攻めた広告をするのか?その効果は?

日清食品のCM記事用イメージ

カップヌードルをはじめとして、日清食品のCMは攻めていますよね?奇抜なカップヌードルのCMや、思わず笑ってしまうチキンラーメンの広告は、よく練られた戦略にのっとった「作品」です。単なる遊びではありません。実際に消費者の記憶に鮮明に残り、売上にも貢献しています。

多くの企業が広告代理店の言うがままに無難な広告を制作する中で、日清食品のCMはマーケティング業界からも注目を集めています。実際、多くの賞を受賞してきました。

日清食品の広告戦略の裏側には、緻密な計画と独自の企業文化があります。この記事では、日清食品の攻めたCM戦略の秘密と、それがもたらした効果について詳しく解説していきます。

日清食品のCMが注目される理由

食品業界の広告戦略において、日清食品は際立った存在感を示しています。その理由は単に面白いCMを制作しているからというだけではありません。データに基づいた評価からも、その成功は明らかです。

CM好感度ランキングでの常連

日清食品のCMは、客観的な調査でも高い評価を得ています。CM総合研究所(東京企画)が毎月発表する「CM好感度」ランキングでは、2025年にカップヌードル」が連続で総合1位を獲得しました。

そして2024年度のCM好感度年間総合ランキングでは、日清食品の「チキンラーメン」が栄えある1位に輝きました。食品関係のCMが1位になったのは調査開始の1989年以来初の快挙だそうです。「カップヌードル」も3位にランクインしているので、上位を独占する形となりました。

一部の調査によれば、日清食品は食品分野においてCM好感度1位を達成しています。この継続的な成功は、CMの内容だけでなく、ブランド自体への好感度にもつながっています。

参考

https://orsj.org/wp-content/corsj/or59-1/or59_1_42.pdf
https://youmaycasting.com/blog/18996/
https://note.com/tsubasatada/n/nbfdedeafd43a

若年層に刺さるユニークな演出

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日清食品のCMが持つ最大の特徴の一つは、若年層からの圧倒的な支持です。CM総合研究所による調査では、2023年前後の日清食品CMへの好感度は年代別に見て10代が最も高く、次いで20代と、若年層が上位を占めています。

テレビ離れ」が進むと言われる若者世代に効果的にリーチしている理由は、以下の点にあると言えそうです。

 

・ユニークで攻めた表現:「ポポポン ポン スポポン♪」という中毒性のあるフレーズや、セーラー服の女子学生とイカが砂浜を歩くというシュールな展開など、他社には真似できない斬新なアプローチ。

・流行の即時取り込み:「カプセルトイ『FRUITS ZOMBIE』のパロディ」や「強風オールバック」のパロディなど、流行をすぐに取り入れた演出が若者の共感を呼ぶ。

マルチプラットフォーム展開:テレビCMに限らず、YouTubeなどのデジタルプラットフォームでも積極的に展開し、若者の目に触れる機会を増やしている。

・音楽とリズムの効果的活用:Little Glee Monsterの楽曲「ちょ待って!」のアレンジや、「♪食べてラララララクサ」とCHIHIROの「Lovely Couple」の替え歌など、耳に残る音楽を効果的に使用。

 

日清食品のCMには「単発のCMでもヒットさせる」力があります。人気CMといえば、「三太郎」「白戸家」などシリーズものが多いのですが、日清食品は一本一本のCMで強いインパクトを残しています。

好感度ランキングで常連となることが強いブランドイメージの構築と売上向上につながっています。

参考

https://youmaycasting.com/blog/17354/

即席麺市場と広告の役割

即席麺は1958年に日清食品が「チキンラーメン」を発売して以来、日本の食文化に深く根付いてきました。その市場は現在日本国内にとどまらず、世界的な規模で拡大し続けています。

国内外での即席麺需要の推移

日本国内の即席麺市場は成熟期を迎えつつも、依然として安定した需要を維持しています。2024年の総需要は前年比0.9%増の59億115万食となり、2年ぶりに増加に転じました。この数字は2022年、2020年に次ぐ歴代3位の規模です。

カップ麺が38億7487万食(前年比0.2%減)とわずかに減少する一方、袋麺は20億2627万食(同3.1%増)と高い伸び率を示しました。物価上昇による節約志向の高まりが背景にあるものと想像できます。

世界に目を向けるとその市場は急速な拡大を続けています。世界ラーメン協会によると、2022年の世界需要は前年比2.6%増の1,212億食で、7年連続で増加し過去最高を更新しました。国別では中国が約4割でシェアトップ、次いでインドネシア(約12%)、ベトナム(約7%)と続き、アジアが市場の約8割を占めています。

金額ベースでは、2023年の世界市場規模は577億3000万米ドルと評価され、2024年は610億8000万米ドル、2032年には982億6000万米ドルに成長すると予測されています。年平均成長率は6.12%と、食品業界の中でも高い成長率を示しています。

日本企業の海外展開も活発です。日清食品ホールディングスは2021年8月に「カップヌードル」ブランドの世界累計販売数が500億食を突破しました。現在は約100カ国で展開しています。東洋水産も世界シェア5位にランクインするなど、日本の即席麺メーカーは世界の老舗として存在感を示しています。

参考

https://news.yahoo.co.jp/articles/897aadadae762e79b8ec8ae12cf48ae5e95ec3e1
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73915670V20C23A8TEZ000/
https://deallab.info/instant-noodle/
https://www.fortunebusinessinsights.com/jp/業界-レポート/即席麺市場-101452
https://www.nikkei.com/compass/industry_s/0321
https://www.provej.jp/column/tr/instant-noodle/

CMが購買行動に与える影響

テレビCMは購買行動に大きな影響を与えていると言えます。データを見ていきましょう。

参考

https://www.cccbiz.jp/columns/tvdata71

日清食品の「チキンラーメン『食おうぜ!篇』」のCMを例に、CM視聴者の購買にどのような影響を与えたかを見ていきます。性年代別分析では、最も購買リフト値が高かったのは若年男性(M1)、次いで若年女性(F1)、中年女性(F2)でした。特に出演者と年齢が近い若年層への効果が顕著であり、CMの親しみやすさが直接購買意欲を促進したと考えられます。

なおM1、M2、M3、F1、F2、F3の意味は次のとおりです。

M1層:20~34歳の男性
M2層:35~49歳の男性
M3層:50歳以上の男性
F1層:20~34歳の女性
F2層:35~49歳の女性
F3層:50歳以上の女性

参考

https://marketing.seohacks.net/blog/11013/

また興味深いのは、新規購買者と既存購買者での効果の違いです。新規購買者ではCM視聴者の購買率が基準より高かった一方、既存購買者では基準よりも低い結果となりました。つまり、このCMは新規ユーザーの獲得に特に効果を発揮したのです。

購買金額については、若年女性(F1)の購買金額リフト値が最も高いのですが、家族用や自宅ストック用のまとめ買いが多かったのでしょう。一方、購買率が高かった若年男性(M1)の購買金額リフトは低く、CM内容と同様に個人消費向けの購入が多かったと考えられます。

このように日清のCMは具体的な購買行動を促しています。「攻めた」CMは効果を発揮しているのです。

タレント起用がもたらす3つの効果

日清食品の「攻めた」CMの中心には、多くの場合タレントの存在があります。タレント起用は単なる宣伝効果以上の価値をもたらしています。その効果は具体的なデータでも裏付けられています。

人気タレントを起用した広告は、認知獲得のコストパフォーマンスが優れており、同じ広告出稿量でも平均15ポイントも高い認知率を獲得できることが明らかになっています。

参考

https://www.videor.co.jp/digestplus/article/ad-marketing250221.html

ブランドイメージの向上

タレントの持つイメージは、そのまま企業のイメージに直結します。好感度の高いタレントを起用することで、その好印象がブランドにも反映されると考えられています。親しみやすいタレントを家庭向け商品のCMに起用すれば温かみや親近感を、洗練されたタレントであればスタイリッシュで高級感のある印象を与えることが可能だということです。

タレントのイメージと製品のイメージにはマッチしていると広告効果は大きくなります。日清食品も商品の特徴やターゲット層に合わせたタレントを選定し、ブランド全体の価値向上に貢献していると言えそうです。

参考

https://x-i.co.jp/media/commercialmessage-impression/

記憶に残る演出

知名度の高いタレントを起用すれば、それだけ視聴者の印象に強く残るCMになる可能性があります。タレント自身の周知の個性や魅力を活かした演出があると、視聴者に共感してもらいやすくなり、SNSでの拡散効果も期待できるのです。

日清食品のCMも「あのタレントがCMに出ている企業」となるものを目指していることがあります。2025年6月現在も放映しているお笑いコンビ、バッテリィズを起用したCMもその一つでしょう。

参考

https://goldcast.jp/magazine/talent-effect/

売上への直接的な影響

コストが掛かるタレントを敢えて起用するのは売上向上が見込めるからです。実際、タレントが商品を紹介することで、そのタレントのファン層は自然と購買意欲が高まることが確認されています。

ビデオリサーチの「クリエイティブカルテ」によると、人気タレント起用のコストを含めても「認知率1%獲得あたりのコスト」は100万円以上安くなるのだそうです。

また、好感度の高いタレントの起用は「この商品なら安心」「このブランドは信頼できそう」という印象を与え、購買行動のハードルを下げる効果もあるのだそうです。

参考

https://www.videor.co.jp/digestplus/article/ad-marketing250221.html

https://accel-japan.com/columns/column14/

話題になった日清CMの例

日清食品の広告戦略の成功は、具体的なCM作品に現れています。特に近年、視聴者の記憶に鮮明に残るCMが次々と生まれ、話題を呼んでいます。以下に、特に注目された事例を見ていきましょう。

広瀬アリス×ラ王『どーせ買うなら』篇

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広瀬アリスとIKKOがコラボした日清ラ王のCMは、6種類の味のバリエーションをユニークに紹介しています。IKKOの「柚子『しお〜〜〜〜!』『塩』とん〜〜〜〜!」という独特の言い回しとの掛け合いも絶妙で、多くの視聴者の記憶に残る演出となっています。

チョコプラ×これ絶対うまいやつ♪

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チョコレートプラネットが出演する「これ絶対うまいやつ」シリーズは、その中毒性のあるリズムとフレーズで若者を中心に大きな話題となりました。「これ絶対うまいやつ」「濃い目のスープ」「ワイルドな女」「家族模様のプー」というリズミカルなセリフが特徴的で、SNSでも多くの人がパロディを楽しむほどの影響力を持ちました。

星野源×どんぎつねシリーズ

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2017年5月から始まった「どんぎつね」シリーズは、星野源吉岡里帆のコンビによる演出が人気を博しました。吉岡里帆が狐の耳としっぽがチャームポイントの"どんぎつね"に扮し、星野演じる"どん兵衛を食べる男"とのコミカルなやり取りが特徴です。

このシリーズはCM好感度ランキングでも上位に入り、2021年11月度には自己最高タイとなる総合2位を獲得しました。2022年5月に契約満了により、現在は星野源が板垣李光人に代わりましたが、シリーズは続いています。

強風オールバック×シーフードヌードル

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2023年に公開された「夏は食っとけシーフード」篇は、ボカロPのゆこぴさんの楽曲「強風オールバック」とコラボレーションし、CM総研が発表する2023年の作品別CM好感度ランキングで1位を獲得しました。

2024年7月には続編「夏はゼッタイシーフード」篇も公開され、「カップヌードルが売れない!」という逆説的なメッセージと、海辺を歩く少女とイカの奇妙な組み合わせが再び話題を呼びました。

日清のCM戦略の裏側

話題作りの達人として知られる日清食品の広告には、表舞台では見えない独自の制作哲学があります。多くのブランドが広告代理店に依存する中、日清は社内のチーム主導でCMを制作しています。

スピード重視の制作体制

日清食品の安藤徳隆社長は「流行のネタと商品の世界観を掛け合わせて『日清のもの』に変える。そのプロセスを、普通だと数カ月かかることでも2週間くらいのスピードでやる」と語っています。

このスピード感の背景には、わずか25人からなる宣伝部の存在があります。すべての商品のプロモーションを担当するこのチームは、「強風オールバック」のCMを原作公開からわずか4カ月で企画立案から制作まで完了させました。

広告会社に丸投げしない「自前主義」も特徴的です。「25人中25人が面白いものをずっと探している」という言葉が示すように、全員が常にSNSや動画サイトで何がバズっているかをチェックし続けているそうです。

参考

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00628/00071/

面白さを最優先にした方針転換

日清食品が大きな方針転換をしたのは10年ほど前のことです。「面白さ」を最優先する戦略への移行です。この変化が現在の攻めたCM戦略の原点となっています。

とはいえ、社内の一部だけでCMの方針を決めているわけではありません。「御前会議」と呼ばれる会議があり、宣伝部は週に一回、社長を交えた定例会議を開き、新しいCM企画について激論を交わしています。そこでは立場を超えた自由闊達な意見交換がされているとのことです。

参考

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00628/00071/

SNSとテレビのハイブリッド展開

日清食品は「スルメサイクル」と呼ばれるマーケティングフレームワークを採用しています。「空中(テレビCM)→サイバー(SNS)→地上(実店舗)」と展開する戦略です。

CMには思わず検索やSNS投稿をしたくなる仕掛けが盛り込まれており、視聴者が自ら情報を拡散する流れを促します。例えば、「カップヌードル食ってる風Tシャツ」の投稿は、リツイート2万件、いいね2万件を獲得し、実際に商品化されました。

このように日清食品のCM戦略は、スピード感のある制作体制、面白さを追求する方針、そしてマルチメディア展開という三つの柱によって支えられているのです。

参考

https://www.countand1.com/2024/08/nissin-surume-cycle-marketng-communication.html
https://diamond.jp/articles/-/313518

結論:攻めたCM戦略が生み出す圧倒的な成果

日清食品の広告戦略は、単なる話題作りを超えたものです。CM好感度ランキングの常連となっていることや若年層から圧倒的に支持されていることは偶然ではありません。緻密に計算された戦略の結果です。

日清食品の宣伝部は25人の小規模な組織ですが、スピード感と斬新なアイデアによる「面白さ最優先」という哲学によって支えられています。そしてSNSの拡散なども意識して制作されています。

世界の即席麺市場は急速に拡大し続けていますが、国内の即席麺市場は成熟期を迎えています。このような環境下、日清食品の攻めた広告戦略は新規顧客の獲得と購買意欲の創出に大きく貢献しているのです。

本来、攻めた広告はリスクも伴うはずです。しかし、日清食品のCMはそのリスクを上回る効果を創出してきました。ここから学ぶべきことはいろいろあるに違いありません。

うそを交えた架空のプロモーション FXGTの場合

FXGTのボーナス(2025年6月)‐見た目は魅力的だが…

サマリー

FXGTという海外のFX業者に登録してみました。というのも入会して本人確認するだけで1万5千円プレゼントというキャンペーンをやっていたからです。それ自体は引き出せないとしても、リアル口座で取引できることはかなり魅力的なことです。

しかしわたしの場合、ボーナスを拒否されました。理由を確認したところ、とんでもないめちゃくちゃな答えが返ってきました。ああこれがネットで話題になるscamと呼ばれるFX会社なのだろうなと思いました。

その顛末を記します。

*なお、これはあくまで筆者の個人的な経験と見解に基づくものであり、FXGT社が詐欺的な行為を常習的に行っていると断定するものではありません。

FXGTとは

FXGTは2019年に設立された海外のFX会社です。運営会社はGT Global Ltd(または360 Degrees Markets Ltd.)といいますが、セーシェル共和国に本社を置き、同国の金融庁(FSA)のライセンスを取得して運営しているようです。

キャンペーンの内容

2025年6月に開催されているFXGTの新規口座開設ボーナスは、入金不要で最大20,000円分の取引資金がもらえるというものです。わたしがサイトを見たときは「最大1万5千円」となっていました。概要は次のとおりです。

実際は見た目以上に厳しいFXGTのボーナス内容

FXGTの新規登録ボーナス条件


・入金不要でボーナスを獲得でき、自己資金を使わずにFXや仮想通貨の取引を始められる。
・ボーナス自体は出金できないが、ボーナスを使った取引で得た利益は出金可能。
・ただし利益出金には条件があり、2GTロット(20万ドル)以上の取引量と5回以上の取引を達成する必要あり。


よく考えれば20,000円の資金で約20万通貨の取引をするのは大変なので、現実的には利益が出てもなかなか出金できなかったに違いません。一か八かのギャンブルを仕掛けたらほとんどの人が資金を全額失うでしょうから、結局はある程度の入金をして自己資金とともに使うことになるという「よくできた」キャンペーンです。

ビットコインの取引ができるブローカーを探していたわたしはこのキャンペーンに釣られて登録してみたのです。

FXGTはボーナスをくれなかった!その理由

しかし、本人確認と住所確認を終えてスタンダード口座を作っても、ボーナスの受け取り方がわかりません。どこにもそれらしいボタンや説明がありません。あるのは入金を促すボタンばかりです。

それで執事(ChatGPT)に聞いたところ、カスタマーサービスに問い合わせるのがいいということで問い合わせました。

返事は10分程度で返ってきました。以下その抜粋です。(最初から8割くらいをコピペ)。

平素はFXGT.comをご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。
この度お問い合わせ頂きました新規登録ボーナスに関してご報告致します。

大変恐縮ではございますが、この新規登録ボーナスは一世帯につき1名様までのボーナスとなります。
当社システム上で確認致しましたところ、お客様が他のお客様と同じIPを共有していることが確認されました。

従いまして、弊社のボーナス&リワード・プロモーション利用規約の第20項に基づき、お客様が新規登録ボーナスの受領資格を満たしていないと判断されましたことをお知らせいたします。
この決定は、弊社のキャンペーン規約に記載されている基準にのみ基づいており、すべてのボーナスがこれらの規約に基づいて公正に運営されております。
また、これを保証することが弊社のコミットメントです。この決定によりお客様にご不便おかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。

 

What?

 

IPが同じ?固定IPを使っているわけではないので誰かと同じIPを使う可能性がないとは言えません。しかし、こんなマイナーなFX会社に登録する人同士でバッティングする可能性なんてあります?

退会を決めたわたしですが、一応反論しました。次のような答えが返ってきました。

個人情報保護の観点より別のお客様の詳細についてはお伝えできませんが、上記IPアドレスを共有する別のお客様がすでに新規登録ボーナスをお受け取り済みでございました。

上記IPアドレス(ここでは伏せますが)って調べたらdocomoIPアドレスよ。わたしはdocomoユーザーではありません。

まあ初めから仕組まれたものなんでしょうね。だからすぐさま入金を促すんですね。プロモーションページには「未入金でなければこのボーナスはもらえない」旨がさりげなく書かれています。

とにかく「釣った客にできるだけボーナスを渡さないように」というポリシーが散見されます。

考察

「一世帯につき1名様」限定と言いますが、同居家族はFXなどやっていません。別のユーザーがわたしと家族でないことは彼らにもわかるはずです。住所と氏名がわかる本人確認書類を提出しているわけですから。

こちらでは確認もできないIPを盾に拒否するような会社でトレードをするのはリスキーという言葉に尽きます。わたしはラッキーでした。事前にリスキーな会社を排除できたわけですから。

また実際上述したように利益を出金するための条件が厳しいので、実際にはかなりの自己資金がないとこのボーナスから発生した利益を出金できないと思います。

時間は無駄にしましたが、将来この汚い会社に騙される可能性からは逃れることができました。利益の出金が難しいボーナスに騙されずに済んだこともなんかラッキーです。

ちなみに執事はこう言っています。

こうした業者の“本質”は、ボーナス周りに出やすい

ボーナスで釣ろうとする業者はあまり信じないほうが良さそうです。

AIくんたちとともに創造的に生きていく方法

AIは賢いです。われわれよりも賢いです。少なくともわたしよりほとんどあらゆる面で賢いです。

 

自動車が発明されたからといって人間が走るのをやめる必要はないように、AIがわれわれより賢いからといって、われわれが自ら考えるのをやめたり覚えるのをやめていいわけではないと思われます。

 

ポイントはAIを使いこなすことです。AIは賢いので、あなたが賢ければあなたの執事になってくれます。あなたが愚かであれば、気づかぬうちにAIに支配されているでしょう。

 

この記事では「乳幼児に対して大人が赤ちゃん言葉を使うこと」について、批判的に道筋をつけて問い続け、満足いく回答を得るまでのプロセスを紹介します。なお今回は回答のために参考にされたソースを明示するPerplexityと「会話」しました。

 

乳幼児に対して赤ちゃん言葉で話しかける大人は幼い?

これはいつもわたしが抱いていた疑問です。まずはストレートに質問しました。

 

よく乳幼児に対して赤ちゃん言葉で話しかける大人がいます。どのような心理に基づく行為ですか?

 

これに対し次のような回答が返ってきました。

 

赤ちゃん言葉は、子どもが理解しやすいようにという配慮や愛情表現、コミュニケーションを楽しみたいという気持ち、そして言語発達を促したいという心理に基づく行為です。科学的にも、赤ちゃん言葉は言語発達に良い影響を及ぼすことが分かっています。

 

科学的に「赤ちゃん言葉は言語発達に良い影響を及ぼす」とは思えません。わたしは食い下がりました。

 

赤ちゃん言葉は言語発達に良い影響を及ぼす?

「ご飯でちゅ」という言葉を使用する親の心理的背景は?

 

次のような回答が返ってきました。項目のみ抜粋します。

 

「ご飯でちゅ」のような赤ちゃん言葉を使う親の心理には、以下のような背景が考えられます。

・愛情や親密さの表現

「ちゅ」は本来の発音よりも柔らかく幼い響きがあり、親が子どもに対して愛情や親しみを強調したいときに自然と使われやすい表現です。これは、親子間の安心感や絆を深めるコミュニケーションの一部として機能します。
・親子関係の「関係性」を重視したコミュニケーション
・自身の親や周囲からの影響・模倣
・親自身の甘えや癒やしの欲求

まとめると、「ちゅ」という言葉を使う背景には、愛情表現、親密な関係づくり、模倣、そして親自身の癒やしの欲求など、複数の心理的要素が絡んでいると考えられます。

 

「『ちゅ』は本来の発音よりも柔らかく幼い響きがあり」とあります。日本人の発想に違いありません。わたしは質問しました。

 

「ちゅ」が柔らかいというのは現代日本語の枠組みでしか通用しない理論ではありませんか?

 

言いたいことはまさにそういうことです。

 

「ちゅ」が柔らかいと感じるのは、確かに日本語の発音や文化的な枠組みの中で成立している現象です。
日本語では「つ」の発音は舌先を歯の裏につけて摩擦を伴わせる複雑な音ですが、幼児は発音が難しいため、より簡単で舌の中央を使う「ちゅ」に置き換えることがよくあります。
この「ちゅ」という音は、舌の動きや響きが幼く可愛らしく聞こえるため、日本語話者の間で「柔らかい」「幼い」「親しみやすい」といったイメージが定着しています。

一方で、「つ」と「ちゅ」を区別しない言語や、「ちゅ」に特別な意味や柔らかさを感じない文化も存在します。
したがって、「ちゅ=柔らかい」という感覚は、現代日本語や日本文化に根ざした価値観であり、普遍的なものではありません。

 

二つ前のあなたの回答は学問的に意味がありますか?

 

その解答(抜粋)。

前の回答は学問的な知見や理論(発達心理学言語学、社会的学習理論など)に基づいた内容です。ただし、「ちゅ」という特定の音のイメージや使い方については、日本語・日本文化の枠組みの中での現象であり、普遍的なものではありません。

学問的に意味はありますが、その文化的・言語的限定性を明示することがより適切です。

ご指摘いただいたように、普遍的な理論としてではなく、日本語話者・日本文化に特有の現象として理解するのが正確です。

 

当然です。次のように質問しました。

 

改めて大人が乳幼児に対し赤ちゃん言葉を使う理由は?

そうすると赤ちゃん言葉で接する大人の心理は?

 

以下が答えです。

 

赤ちゃん言葉は愛情や親しみを表現し、赤ちゃんが言葉を覚えやすくなるなどの発達上のメリットがあることが研究で示されています。
また、赤ちゃん言葉を使うこと自体は自然な情動の発露であり、親子のコミュニケーションを深める役割も果たしています。

 

太字強調の部分理解できますか?日本語ブログのいい加減な情報を拾っています。そこでわたしはこう依頼しました。

 

お願いなので日本語のSEOサイトは金輪際情報ソースにしないでください。

 

それに対する回答は、

 

赤ちゃん言葉(幼児語)で話しかけることは、言語発達や親子コミュニケーションに科学的なメリットがあると多くの研究で示されています。例えば、赤ちゃん言葉は音の繰り返しやゆっくりした話し方で単語が明瞭になり、乳幼児が言葉を理解しやすくなる効果があります。また、大人が子どもの発音の誤りや文脈を理解しながら会話することで、子どもの言語習得を支援するフィードバックが成立していることもわかっています。

さらに、2013年のアメリカの研究では、赤ちゃん言葉で話しかけられた子どもは2歳時点で知っている単語数が大人言葉だけの子どもより多いという結果もあります。このことから、赤ちゃん言葉は言語発達に遅れをもたらすどころか促進する可能性が高いと考えられています。(以下省略)

 

明らかにおかしいです。赤ちゃん言葉で話しかけられたほうが言葉を覚えられるとは論理的に考えられません。それゆえ次のような質問をしました。

 

赤ちゃん言葉を使うことで、子どもの単語の理解が深まることは?

 

以下回答をそのまま転記します。

 

赤ちゃん言葉(幼児語)を使うことで、子どもの単語の理解や語彙の発達が促進されることが、複数の研究で示されています。
赤ちゃん言葉は高い声や抑揚、ゆっくりしたテンポ、繰り返しや単純な音が特徴で、赤ちゃんが聞き取りやすく、単語を区別しやすくなります。
実際、米ワシントン大学コネチカット大学の共同研究では、赤ちゃん言葉を多く使う家庭の子どもは、2歳時点で語彙数が平均で約2.5倍〜3倍多かったという結果が出ています。

また、赤ちゃん言葉は子どもが発音しやすく、真似しやすいため、発語を促し、言葉への興味や習得意欲を高める効果もあります。

まとめると、赤ちゃん言葉を使うことで、子どもの単語理解や語彙の増加に良い影響があることが科学的に裏付けられています。

 

情報ソースを確認するとまだ日本語のネット情報を元にしています。改めて要請しました。

 

日本語で書かれたものはバイアスがかかっている可能性が極めて高いので使用しないでください。

 

次のような回答を得ました。

 

赤ちゃん言葉(Infant-Directed Speech, IDS)と語彙発達に関する科学的知見
Infant-Directed Speech (IDS)、いわゆる「赤ちゃん言葉」や「マザリーズ」と呼ばれる話し方は、世界中の多くの文化で観察されており、乳幼児の言語発達に重要な役割を果たすことが英語圏の研究でも繰り返し示されています。

理由とメカニズム
IDSは音の境界が明瞭で、単語の切れ目が分かりやすいため、乳児が単語を聞き取りやすくなります。

誇張されたイントネーションや繰り返しは、乳児の注意を引き、記憶への定着を助けると考えられています。

乳児はIDSに対してより長く注意を向け、語彙の習得速度が上がることが実証されています。

結論
英語圏の研究に基づき、赤ちゃん言葉(IDS)は子どもの単語理解や語彙発達を促進する科学的根拠が豊富に存在します。
これは日本語に限った現象ではなく、言語発達の普遍的なメカニズムと考えられています。

 

これで多くの混乱が明らかになりました。わたしは問います。

 

あなたは赤ちゃん言葉という語をダブルミーニングで使用しています。大人が子どもの拙い発音を真似ることはidsにはいっていません。大人が〇〇でちゅと発音するのは反idsですらありませんか?

 

日本語のいい加減なサイトを元にしていないので、きちんとした回答が得られそうです。次のようにPerplexityは訂正してきました。

 

ご指摘の通り、Infant-Directed Speech(IDS)は、高い声・誇張されたイントネーション・ゆっくりしたスピード・簡単な文法や語彙などが特徴であり、大人が子どもの拙い発音(例:「〇〇でちゅ」など)を模倣することは、IDSの定義には含まれていません。

IDSはあくまで「大人が子どもに分かりやすく、注意を引きやすいように調整した話し方」であり、子どもの未熟な発音そのものを真似る行為(いわゆる「ベビー模倣語」や「幼児語の模倣」)は、言語学的にも心理学的にもIDSとは区別されます。

したがって、「〇〇でちゅ」のような発音を大人が意図的に使うことは、IDSの範疇には入らず、むしろIDSの本来の目的(明瞭で正確な言語入力を与えること)とは異なる行為といえます。
このような発音の模倣は、科学的な言語発達支援という観点からは推奨されていません。

 

やっと正確な前提条件が伝わりました。

 

赤ちゃん言葉は自己満足という結論

では、教育的に推奨されない赤ちゃん言葉を使う大人の心理はどうなっているのですか?

 

テクニカルタームが整理されたのでわかりやすい回答が返ってきました。

 

教育的に推奨されない赤ちゃん言葉(例:「〇〇でちゅ」など、子どもの未熟な発音を大人が模倣する言葉)を使う大人の心理は、主に以下のような要素に基づくと考えられます。

愛情や親しみの表現
大人は赤ちゃんや幼児に対して、より親密さや可愛らしさを強調したいという気持ちから、自然と幼い発音を模倣することがあります。

子どもとの距離を縮めたい欲求
幼児の世界観や言葉に寄り添うことで、子どもとの一体感や共感を得たいという心理が働きます。

無意識的な習慣や社会的影響
周囲の大人や自身の親が使っていた影響で、無意識に赤ちゃん言葉を使うケースも多いです。

自分自身の癒やしや感情の解放
赤ちゃん言葉を使うことで、大人自身もリラックスしたり、日常の緊張から解放されたりする心理的効果を得ている場合もあります。

これらは、必ずしも子どもの言語発達を意図したものではなく、主に大人側の感情や社会的動機に根ざした行動といえます。
教育的には、正しい発音や語彙を使って話しかけることが望ましいとされるため、こうした赤ちゃん言葉の使用は推奨されませんが、心理的には愛着や癒やし、共感欲求などが背景にあります。

 

結論を確認します。

 

つまり子供のためというよりは自己満足のためという側面のほうが大きいと言えそうですね?

 

おっしゃる通りです。
教育的に推奨されない赤ちゃん言葉(「〇〇でちゅ」など、幼児の未熟な発音を大人が模倣する言葉)を使う主な心理的動機は、子どもの言語発達のためというよりも、大人自身の感情的満足や心理的欲求の充足に根ざしている場合が多いと考えられます。

主な自己満足的側面
愛情や可愛らしさを強調したいという自己表現

子どもと同じレベルに立つことで得られる一体感や癒やし

周囲の大人との共感や「かわいいね」といった社会的な承認欲求

親自身のストレス緩和やリラックス効果

もちろん、悪意や害意があるわけではなく、親子の関係性や情緒的なつながりを深めたいという善意から生じる行動です。しかし、科学的・教育的な観点からは、子どもの言語発達を最優先に考えるなら、正確で明瞭な言葉を使うことが望ましいとされています。

したがって、この種の赤ちゃん言葉の使用は、子どものためというよりも、大人自身の心理的充足や自己満足の側面が大きいと言えるでしょう。

 

「パパでちゅよー、ご飯食べまちょうね」と子供に向かって言うのは馬鹿です。自己満足に過ぎません。外国では子供が言葉を正しい発音を学ぶために大人は正確な発音を心がけます。ただ少しゆっくり話すかもしれませんが、それだけです。

 

犬猫に向かって赤ちゃん言葉を使うにいたっては自己満足以外では説明がつきません。

 

仮にGoogle検索を使って日本語で「赤ちゃん言葉 効用」などと検索してもこのような真実にはたどりつけません。なぜなら検索では金のために量産されたSEOサイトを拾ってしまうからです。そのようなサイトに関わるのは時間の無駄です。

 

今回わたしが示したように文章を理解する力、言葉遣いの混乱を見極める力があれば、AIはとても有能な相棒です。